2015/11/07

お客さまのお仕事






今日は、世羅でナックルに乗るミツオカくんの車両を引取りに行ってきました。

彼は地元の世羅町で日本建築の大工をしているのですが、引取りに行った際に

「ササキさん、時間があれば自分が建てた蔵を見てくださいよー(低く暗~い声でw)」と云う事で完成間近の蔵を見学させてもらいました。。。


写真の手前の屋根の低い方が蔵です。
奥に建っている母屋の外壁と比べると使っている木が違うのが一目瞭然です。

この蔵を建てるにあたり施主様から兎に角拘った蔵を建ててくれと云う依頼でこんなに贅沢な蔵が建てれたそうです。
何重にも巡らされた梁は旧い民家の古材を使っています。





太い梁の木をただたくさん使えば良いと云う事でもなく、蔵は外壁しかなく中に間仕切りがないので梁や外枠の柱を組みながら建物の(揺れにたいする)強度を出しつつ、木を無用に切ることなく、木と木が互いに乗っかり合いながら綺麗に組み合うように作られているそうです。
蔵の軒先に張り出した屋根の長さと古材の使い方に彼の拘りを感じました。

写真では分かりにくいのですが、彼の建てたこの蔵は、ハウスメーカーが建てる一軒家の様に柱を立て屋根を載せて壁をを付けてと云う建築物ではなく、木と木を丁寧に組付けながら更に素材を見せながら仕上げにも拘っている素晴らしい建築物でした。

ずっと日本建築にこだわり、寺社や古民家の修繕などの仕事にも携わり職人としての技術をずっと磨き続けている今どきにしては本当に珍しい若者です(ん?もう35歳になったんかなw)。


良い物を見せてもらいました。
ありがとう。


日本建築の家を建てたいなぁと思われている方は、是非広島県世羅郡世羅町の

「光岡建築」まで



職種は違えど、我々も彼の様にずっと謙虚に技術を追求していける店であり続けたいですね。