2011/08/27

XLCRな理由・・・。



カフェレーサーと云う言葉も幾分落ち着いてきた1970年代も後半にさしかかろうとする頃、ハーレーがハーレーの解釈で世に問うたカフェスタイルXLCRが発売されました。

全身ブラックアウトされた車体にゴールドのエンブレムは、翌年の75周年記念モデルでも使われた様にハーレーにとっては特別な意味合いを持つ配色で、このモデルにかける意気込みの様なものを感じずにはいられません。

しかし、ウイリーG渾身のデザインを与えられたXLCRは時代の波に乗れなかったのか、はたまた一歩先を行き過ぎてしまったのか、’77年には1923台、翌年の’78年には1201台とヒットと云うにはかけ離れた台数しか生産されませんでした。対照的に、同じ年に発売されたFXSローライダーは、’77年の3742台から翌’78年には9787台と倍増し、’79年には13260台と爆発的に生産台数を伸ばしていく程のヒットモデルとなりました。



ヒットと云うものに見放されたモデルではありますが、発売から30年以上も経った現在では、2年間で3124台しか生産されなかった希少性もあり、熱烈なマニアに支持されるモデルになっています。

一見してハーレーとは思えないスタイル、このモデルのみにしか使用されなかった数々のパーツ、XLCRにはハーレーと云う車種を選びながら、そこからまた更に自分の個性を主張出来るパワーがあります。






私はこのXLCRの生い立ちもスタイリングも好きですが、長い直線でぐんぐんとスピードに乗り走り去っていく姿も大好きですなんです。カッコ良いんです。。。


世間の流行に流されない個性(自分)を持った、真のバイク好きの方に。。。

XLCRありますw