2013/09/13

ダイナ故郷へ・・・    後編



高速を降り、南三陸町へは国道398号線、通称本吉街道を東へ


高速のインターを降りてしばらくの間はのどかな山間の風景が道の両側につづいています。
意識しても2年半前にあんなに大きな地震がおこった地域とは直ぐに思えません。

しかし、海岸まであと3キロをきったあたりから国道の両脇の風景は一変します。
海に近づくにつれ視界の先には遮る物がなくなり、只々だだっ広い空き地だけが目の前に広がっていきます。





復興、復興・・・あれから何度も何度も聞いた言葉ですが、この景色と言葉とのギャップがあまりにも大きく、あの時を経験していない人間が簡単に口に出来る言葉では無いと2年半が経った今でも感じます。




政治家や霞が関の偉い役人の方が言われる「復興」、震災以降も現地で根ざして生活をしている方々の口から語られる「復興」、ホントに同じ言葉なんでしょうか。

こんな事を言っていた人もいます。
「国(霞が関)が本当に東北を復興しようと思うのであれば、今からも続くながい道のりのホンの10年だけでも霞が関を東北に移し、国を挙げて全力で復興に力を入れて欲しい」、と。


ホントにそう思います。
その現場でしか伝わらない現実があります。








さて・・・



海が見えると、お届け先の南三陸町歌津まではあと少しです。







夕方、少し暗くなり始めた頃に到着。。。

サービス宮崎とスミヨシ、社長以下この二人が中心になってこのダイナを仕上げていきました。

ハイエースから車両を降ろすこの瞬間はみんなホントに嬉しかっただろうな。







そして・・・、

オーナーのハタケヤマ夫妻とバンカラスタッフ。

みんないい顔していますね。。。



車両の前に掲げられている「感謝」と云う大きな文字は、水産関係の仕事をされるハタケヤマさんが大漁旗で作ってくださった物です。


言葉と共にこうした気持ちを頂けると、本当に心の底から嬉しいですね。





そして、ハタケヤマさんのお父さんからも、本当に心のこもった感謝の言葉を頂きました。







南三陸町で出会った方々、ハタケヤマ夫妻、今回のダイナを修理させて頂いた事でバンカラ社長以下スタッフ全員大切な事を学ばせて頂きました。





真っ直ぐに気持ちを伝えて下さる心に響く言葉を本当にありがとうございました。