別府での宿は、九州横断道をやまなみハイウェイに向かって右手にある鉄輪温泉(かんなわおんせん)と云う処に宿を取りました。この温泉は今も懐かしさが残る湯治型の温泉で、小さな路地に無数の小さな宿が点在している温泉で、大きな観光型の旅館やホテルなどなく、一軒家を改装したような宿や、文化住宅の様なアパートみたいな宿などばかりで、長期に滞在して湯治する為の昔ながらの温泉街です。別府温泉とは、こう云った温泉などを含む温泉街の総称なのです。
お金も無いレトロ好きの私達にはもってこいの温泉街で、とても心が落ち着きます。通常、素泊まりなら3000円くらいで泊まれます。そんな処で私達は、偉そうにお寿司なんか食べに行きビンテージハーレーの事を語ったり、過去のミーティングやツーリング、これからのバイクに対するスタンスなどをいつも飲みに行く安居酒屋と同じようなテンションでグダグダ云いながら語り合いました。バイクの話が多かったのは翌日に控えた久々の阿蘇への期待が大きかったからだと思いますw。
遅くまで飲んだ割には私は6時に目が覚め、7時にセットしたアラームの時間にきっちり宿を後にする事となりました。まずは愛車に朝ごはんと云う事でバイクにガソリンを注ぎ、そして自分たちの朝食を探します。うろうろとバイクで走っているとエルカミーノにディガーを積んだカッコ良い車と擦れ違いました。早朝で店も開いてないので結局コンビニで朝食を済ます事にしたのですが、先ほどのエルカミーノが同じコンビニに立ち寄っていました。興味があったので自分の名刺を渡しバンカラの人間である事を告げると、私達のバイクを見てなっとくして頂けました。彼は大阪でFORCEと云うハーレーショップを営んでおられ、阿蘇チョッパーに寄りその後オートポリスでドラッグレースに参戦するとの事でした。バキバキに改造されたEVOベースのディガーはかなり造り込まれていて何とも速そうです。
で、FORCEの久保さんと一緒に可愛らしいキレイな女性の方が居られたのですが、その彼女が私に「佐々木さんですよね?」と声を掛けて来られました。
「ハイっ」・・・、と返事をしたものの・・・(こんな可愛い子が何で俺の事知ってるんだろ?あれこの子以前何処かで会ってるんかな?あれれっ、俺この子と・・・もしや・・・深い関係になったのか???)誰だろ???と心の中で記憶をフル回転させていると、
「バンカラの佐々木さんですよね。いつもブログ読んでます。髪がクルクルボサボサなんで直ぐに分かりましたぁ」・・・。ササキ「(ガ~ン)あっそうですか。ブログ面白くないでしょ~。」なんて云いながら胸を撫で下ろしてホッとしてしまいました。そりゃそうですよね、あんな可愛い子と過去に知り合いになっている筈なんてないですもんね(笑)。。。
挨拶を済ませると、いざ阿蘇へ出発です。別府インターを過ぎると直ぐに由布岳の登りに入って行きます。大きな峠を越えると直ぐに絶景が目に飛び込んで来て、これぞ九州っこれぞ阿蘇(まだまだ先ですがw)、北海道とはまた違った大自然の雄大さがあります。マイナスイオン全開で心の芯から癒されます。ここは全てのライダーに味わってもらいたい素晴らしい道なんです。
雄大な由布岳を越えると今度は直ぐに湯布院の街です。全国的に知れたあの湯布院です。割と朝が早い出発だったので大きな渋滞も無く(連休の昼間は大渋滞のポイントです)気持ちの良い道をスイスイと進んで行きます。
こんな時20代の自分の頭の中ではボーントゥビーワイルドやミスタータンブリングマン(ベタですがwww)が流れたりしてたのですが、今回は何故かパールのプレシャスラブが・・・「流れるぅ雲に乗り~虹のか~なたを追うぅ~(20年位前のノルディカのCMソングですw分かる人居るかなぁ笑)」なんて流れました。何故だろ???んで、次は勿論、田村直美(パールのボーカル)のソロ、ゆずれない願いですが何か(笑)。。。
あ~、その2も脱線が多くて終われないw めったに無いその3へ~。。。