2014/12/02
初期スポーツ考察 XLH編
昨日のブログで紹介をした’63XLH、ブログを見て頂いた全国の皆様からw軽く問い合わせなどを頂きました。。。
で、お話していると皆さん結構・・・と云うかかなり色々と混同されている様子です(ササキもですが汗)。
かく云うササキも年齢と共に過去の記憶がとっさに出て来ない事も多くなってたりして・・・、
よーっし、こんな時にはお勉強ですw
と云う事でもう一度色々な情報や記録を整理しつつ復習しましょう。。。
このモデルは昨日も書きましたが’63XLHです。
ヘッドライトのナセルが特徴的だと書きました。で、このナセルって何年からでしょう。
詳しい人であればとっさにこう答えられるかもしれません
「はい。ハイドラはヘッドライトパネルが’59年までで翌’60年からナセルが採用されます。よってアイアンも’60年からだと思いま~す。」
中々素早い反応です。
正解~~っ!と云いたいところですが、XLHの場合このヘッドライトナセルは’59年からビッグツインに先行して採用されています。
何で???って・・・何でなんでしょうねw
使用期間は’59年~’66年までです。
ちなみにスポーツスターの誕生は’57年からです。
その時のスタイルはサイドバルブを積んだKHのエンジンをそっくりそのままOHVのアイアンエンジンを積んだようなスタイルでした。
ナセルと共に特徴的なガソリンタンクもKモデルから使われてきたポッテリとした可愛らしいタンクが使われています。
このタンクは、’57年(アイアンと云う事で)から~’60年まで使用されます。
何で’60年まで?・・・これは多分エンブレムのデザイン変更に伴いこの時期に切り替えたのだとササキは勝手に推測しております。
この’63年のような、通称亀の子タンク(いったい誰がこんなカッコ悪い言い方始めたんですかね?)になったのは、’61年からになります。その後、’72年のXLHまで使用され翌’73年からはXLCH・XLHともスポーツタンクに統一されます(’70年以降はXLHでもスポーツタンクのモデルもあります)。
余談ですが、’73年からはスポーツモデルは様々な仕様変更が行われています。
あと、アレですね。アレw
セルスターターっ・・・今日お話しされた方スイマセン。ササキ勘違いしていました。
スポーツモデルのセルスターターの採用は、ビッグツインの’65年から2年程遅れた’67年からの採用になります。
また、この’67年はセルの採用と共に見た目にも新しくなり、ヘッドライトナセルがバッサリと云うかもの凄く短くなってスッキリしたデザインになりました。これも誰が呼んだのか・・・鉄仮面なんて言われています。何でだろ???鉄仮面と云うと私が中学校の頃に発売されたスカイラインですよwww
まぁこんなところでしょうかw
あっ細かいところを云うとまだあった。
カムカバー・プライマリーカバーのデザインは、’57年~’66年まで。プライマリーカバーにSPORTSTERって入っているヤツです。
で、セルのところで書いた様に’67年に外装のデザインに手が加えられます。ここでカムカバーとプライマリーカバーも新たなデザインに変更されます。横にシュっとライン?リブ?が入ったようなヤツです。
で、このシュっとしたライン入りのヤツは、’67年~’70年まで。
その後はツルンとした後のデザインになります。
いやぁこうして書いてみると売る側のこっちの事なんて何にも考えてくれてないですね(笑)。
当時のディーラーのスタッフだって絶対に迷ってただろうなw
色々なパーツや形状が微妙にシンクロしながら変更されていくんですよね。
今日はXLHを中心に書きましたがこれにXLCHが加わりますからね(笑)。覚える方はたまったものではありませんwww
でも、今日こうしてもう一度おさらいし直したおかげでまた数年忘れずに済みますw
初期900ccあたりのアイアンをお探しの方良かったら参考にしてみて下さいね。。。
ハマると楽しい世界ですよw